比叡の山桜
2005年 04月 24日
比叡山の東口「ロテル・ド・比叡」付近から、山頂を臨んで。少し曇っていました。
このあたりの山桜はもう花をわずかに残しているだけ、山の上のほうにはポツポツと薄ピンク色の綿菓子が見えます。近くの見晴らし台からは、琵琶湖と大津市街が、淡色の森の下に霞んでいました。
北白川から散歩の延長でたどり着いてしまいました。地獄谷の道(地獄谷の道路から入る山道は現在工事中で通行不可)は、ずーっとミツバツツジの道。
芽吹きの樹木の間に見え隠れする薄紫の風、大きな岩の傍に群生している所は庭に仕立ててあるのではないかと思う程、上に行くほど花がきれいになって、谷を挟んでベージュと薄緑の淡いトーンの山並み、更に行くと琵琶湖の方にも春模様の山、次々に現れる風景に、少々の坂も全く気付かないうちに上ってしまいました。
=追記(4/25)=
2箇所間違いがありましたので、訂正しました。
地獄谷の道は、北白川のラドン温泉付近から「一本杉」(ロテル・ド比叡)までの山道(90~120分)です。昔からある山越えのひとつですが、現在は両方の入り口とも利用できない状態になっています。よく知っている方しか通らないようです。
偶然に通って、ずーっと続く夢心地の山歩きをさせてもらいました。(誰にも出会いませんでした、もったいない…)京都東山トレイルの途中から谷に下りていくことはできますが、案内板などもないので土地勘のない方には、残念ですがお薦めできません。この季節の美しさは本当に素晴らしくて、写真にも言葉にもならなくて…。
来年の春は山桜の咲き始める頃に行ってみたいと、楽しみにしています。
by pastorella
| 2005-04-24 00:34
| *京都桜散歩05