山科・勧修寺(かじゅうじ)
2005年 04月 11日
この春のJR東海「そうだ京都、行こう」のポスターになっているお寺です。
醍醐寺から山科川に出て、川沿いの遊歩道を歩いて30分程で着きました。
(地下鉄東西線・小野駅から徒歩6分)
若い紅枝垂桜で飾られた参道が華やか、白い塀と青空によく映ります。
こじんまりとした書院の前庭でまず目にはいるのは、樹齢750年といわれる「ハイビャクシン」、この2m位の樹が!?と覗き込むと、幾重にもとぐろを巻いて地を這って伸びて、植え込みと見えていた後ろ側も全部一本の樹から成っていたのでした。
前庭から出ると広々とした芝生広場の向こうに、桜に囲まれたお堂と庭園の中心である「氷室の池」が見えます。京都でも指折りの古池は、お庭の池というより自然な沼地という感じで、決してきれいとは言えません。
池を周る道の入り口に<大いに危険>とあり、それでも入られる方は自己責任でという旨、ちょっとした自然探検…入ってよかった!奥まで進むと、池の中の島にある木の上にサギの巣が10個以上(木の陰にもかなりあるようです)、コロニーを成しているのがよく見えます。アオサギ、白いチュウサギ・コサギ、ゴイサギが樹上佇み、巣の中のヒナに餌を与えているのも見えました。大きな翼を広げて巣から飛び立ち、どこからか帰ってくる、つがいのサギは並んで、他のサギとは知らんぷり…こんなふうに暮らしているとは!水辺での姿からは想像できませんでした。
ほかにも多種の野鳥がやって来るとのこと、このままで残してほしいと思いました。
追記:サギのコロニーの観察に興味のある方へ
双眼鏡必携。これから暑くなってくると、虫除けスプレーも必要でしょう。
雨のあとは足場がぬかるみそうな所があります。
[京都あちらこちら]に勧修寺の四季の写真が、まとめられています。
by pastorella
| 2005-04-11 23:58
| *京都桜散歩05